プロダクトマネージャについてよくされる質問をまとめてみた

最近は、一昔前には存在していなかった職種がどんどん登場していますが、プロダクトマネージャーもその一つだと思います。私自身、プロダクトマネージャーと呼ばれるお仕事をしていたこともあり、就職活動中の学生さんや転職活動をされている方からよく質問されることがありましたので、もしかしたら似たような疑問を多くの方も持っているのではないかと思い、下記にまとめてみました。

質問:プロダクトマネージャーって最近よく聞きますけど、何をするのですか?

いろんなことをするのでなかなか一言では答えられないのですが、ちょっとAIに聞いてみました。

プロダクトマネージャーは、製品やサービスの成功に責任を持つ、いわば**「製品のミニCEO」**です。開発、デザイン、マーケティング、営業といった多様なチームの中心に立ち、製品のビジョンを定義し、戦略を策定し、実行を指揮します。
主な仕事内容は、大きく3つの領域に分けられます。

1. 市場と顧客の理解

市場や競合の調査を通じて、どのようなニーズが市場にあるのかを徹底的に分析します。
ユーザーへのインタビューやアンケートで、顧客の課題を深く理解します。
製品の利用データや売上データを分析し、改善点や新しい機会を見つけ出します。

2. 製品戦略の策定と計画

製品が目指す方向性や、顧客に提供する価値を定義します。
ビジョンを実現するための具体的な計画(いつ、どのような機能を開発するか)を立てます。
開発チームが機能を作成できるよう、顧客のニーズを具体的な仕様に落とし込みます。

3. 実行と連携

開発チームと密に連携し、計画通りに開発が進むようサポートします。
デザイナーやエンジニアなど、各部署と製品に関する情報を共有し、連携を円滑にします。
新しい機能や製品が完成したら、市場へのリリースを主導します。
このように、プロダクトマネージャーは単に「プロジェクトを管理する人」ではなく、顧客の課題を深く理解し、それを解決する製品を作り、市場で成功させるための全体をリードする役割を担います

いろいろ難しいことを書いてくれてますが、概ね正しいと私も思います。

最近、特に注目されるようになった理由の一つにビジネス環境が複雑になってきてることがあると思います。つまりは何を作ればいいのか分からなくなってきているということです。

例えば、2000年以前のシステム開発は業務システムを開発することが中心でした。業務システムというのは、企業や特定の組織の人が行う日々のお仕事を行うシステムのことです。なので、その人たちの日々のお仕事(オペレーションと言ったりします)を理解し、システム化し、業務を自動化したり、少ない工数で同じ業務を行えるようにすることが目的でした。極端にシンプルに言うと、このエクセルのこのデータと、このデータを使って、レポートを作成されているのですね、ではそれを自動化しましょう。人があると1日100件が限界だったけど、システム化すると、1日に何万件も処理できるようになりますよ、って言う感じです。

ただ最近ではビジネス環境がとても複雑になっていて、何を開発すればいいのか答えがないケースが増えています。例えばインターネットで物を売るビジネスを新しくはじめるにしても、サイトを作ればいいのか、アプリを開発すればいいのか。どのような情報があればいいのか。たくさんの商品の画像があればいいのか、動画があったほうがいいのか。対応する決済方法はクレジットカードだけでいいのか。一度、購入してくださったユーザーの方にまた購入してもらうためにはどうすればいいのか。定期的にメールを送るのか、クーポンを用意するのか。デザインはどうするのか。スタイリッシュな感じか、親しみやすいデザインか。などなど、考えなければいけないことが山のようにありますし、決まった答えはありません。

すでにある業務をシステム化するのと比べて、今までにないサービス、新規ビジネスをはじめるのは、全然違うことが理解していただけたでしょうか。

このような背景から、何を開発するのか。開発しても本当に売れるのか(市場はあるのか)。市場はあっても、自社の製品が選ばれるには何が必要なのか。それらのことを専門に考える職種=プロダクトマネージャーが必要とされるケースが増えてきているのです。


プロダクトマネージャになるにはどうすればいいですか?新卒でもなれますか?

同様にAIに聞いてみました。

プロダクトマネージャーに必要なスキルと経験

プロダクトマネージャーは、多様な分野の知識とスキルが求められます。
ビジネス・戦略的思考: 市場のニーズを理解し、ビジネス目標を達成するための戦略を立てる能力です。市場調査、財務、マーケティングの知識が役立ちます。
技術的理解: エンジニアと円滑にコミュニケーションを取るために、システム開発の基本的な知識が必要です。必ずしも自分でコードを書く必要はありませんが、技術的な課題や制約を理解することが重要です。
UX/デザインへの理解: ユーザーの課題を解決する良いプロダクトを作るには、ユーザー体験(UX)やデザインの原則を理解することが不可欠です。
コミュニケーション能力: 開発、デザイン、営業、マーケティングなど、異なる専門性を持つチーム間の調整役を担うため、高いコミュニケーション能力が求められます。


新卒でプロダクトマネージャーになるのは難しい?

一般的に、新卒でプロダクトマネージャーとして採用されることは稀です。多くの企業では、プロダクトマネージャーは複数の分野の経験を積んだ中堅社員が就くポジションとされています。
しかし、新卒からプロダクトマネージャーを目指すことは可能です。


まずは開発やデザインの経験を積む:

新卒でエンジニアやデザイナーとして入社し、プロダクト開発の現場を経験することが、将来のプロダクトマネージャーへの近道です。


企画職やマーケティング職から始める:

企画やマーケティングの部署で、市場やユーザーのニーズを分析する経験を積むのも良い方法です。


副業や個人開発で経験を積む:

自分で小さなウェブサービスやアプリを企画・開発してみることで、プロダクト開発のサイクルを実際に体験できます。これは、ポートフォリオとして強力なアピール材料になります。
多くの企業は、プロダクトマネージャーに「専門性」と「総合力」の両方を求めています。そのため、まずは一つの分野で専門性を高めつつ、他の分野にも関心を持つことで、プロダクトマネージャーへの道が開けます。

これも概ね正しいと思います。

やはり実際にプロダクトを開発したことがある、プログラムのコードを書いたことがあるという経験はプロダクトマネージャーになる上では重要なスキルだと思います。

サービスやプロダクトを開発するための仕様を決めていくのがプロダクトマネージャーの重要な仕事の一つになりますが、Webサイトやサービスを作るのか、アプリを開発していくのか、実際に開発するのはエンジニアだとしても、どのようなプログラム言語を使っていくか、しっかり理解しておかないと発注もできません。自社開発でなくて、開発会社に発注することもありますが、前提となる知識もないまま開発会社に発注してしまい、後々使い物にならなかったという話はよくあります。

企画やマーケティングの部署で、市場やユーザーのニーズを分析する経験を積むのも良い方法です。

またこの部分については、個人的には少し注意が必要かなと思います。

日本では開発経験がないままプロダクトマネージャーを名乗っている人もいると思いますが、海外では主流ではないと思っています。プロダクトマネージャーという仕事が世の中に認知されてきて10年ぐらいたつと思いますが、プロダクトマネージャーの仕事の範疇がどんどん広がってしまって、本来のプロダクトの仕様を決めることに集中できなくなってきた背景があり、コア業務でないマーケティングなどの仕事は「プロダクトマーケティングマネージャー」という別の職種として定義し、採用している企業が増えてきていると思います。実際に外資系のIT企業で働いていますが、プロダクトマネージャーと、プロダクトマーケティングマネージャーは別の職種として定義されています。この職種の定義=ジョブディスクリプション(Job Description)と言いますが、外資系の企業だと各職種の仕事の定義が明確に決まっています。この辺りは、日本企業とは大きく違うのですが、これについてはまた別の機会に詳しく書きたいと思います。